2009年11月04日
川島雄三監督、「暖簾」

1958年 宝塚映画
ケーブルテレビで「沈まぬ太陽」公開記念
山崎豊子特集
たまたまやっていたので
「暖簾」という作品を録画して見た。
監督は、川島雄三監督
白黒だし、画面が暗くだれが出ているのかよくわからないし
どうでもいいやと見始めたが
これがなかなか面白かった。
淡路島から大阪に出てきた小僧が
昆布屋さんに丁稚で入り商いを身につける。
そして暖簾わけをしてもらって店を出すが
その条件として旦那さんの姪を嫁にもらうはめに。
主人公を演じるのは、森繁久弥
その妻は、山田五十鈴
そして、主人公が思いをよせていた女性を乙羽信子が
若い新婚時代から晩年までを演じる。
森繁久弥は、自分の商売を引き継ぐ息子も一人二役で演じ分けていた。
戦前から戦中戦後と時代の移り変わりと
商売人の生き様が描かれる。
旦那様の姪を嫁にもらったものの
「まるで養子にきたみたい」
とか
旦那様からいただいた座右の銘
「何事堪忍」 何事も堪忍というのが強力な嫁の個性におしまくられているところとあいまって笑えた。
名作だ。
キャストもすごい。
Posted by 自由席 at 23:41│Comments(0)
│映画ファン